映像と日常と~estwald2002のブログ

主に映像作品の感想文を書いていきます

広島交響楽団 第425回 定期演奏会 感想

神奈川県の知人が今日の広島交響楽団定期演奏会をわざわざ聴きに来てくださったので、今回もお付き合いした。というか、20年ほど前にお知り合いになって以来こちらの方面でもお世話になりっぱなしのすごい方で、プロの漫画家で絵も上手い上に、音楽にも詳しい(クラシックだけでLPレコード15,000枚、CD5,000枚を持っていると聞く)。

以下、某所からの転記。

14日に神奈川からいらっしゃった本職の漫画家さん(そしてクラシックに非常に詳しい)と一緒に広島交響楽団定期演奏会を聴いた
ヴォーン・ウィリアムズ「揚げひばり」はとても心地よい
ヴァイオリニストのアイレン・プリッチン氏はロシアの若き天才
最後のpppは本当に繊細だった
2曲目はストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲
一聴して「あ、ストラヴィンスキーの新古典時代だ」と分かる面白い曲
かっこよかった
最後は日本で演奏されるのは11年ぶり(と隣でおっしゃっていた)のシュミット「交響曲第2番」
シュミットはブルックナーマーラーの系譜にあたるが当時(1920~30年代)にしては変わった技法を使った人(日本でも20年ほど前までほとんど知られていなかった)トロンボーン3、トランペット4に対してホルンが9本もあった
そしてドラが2枚、打楽器多数
でも聴きやすいいい曲だった
指揮者のアルミンク氏は広響ではもうおなじみの方なので安心して聴けた

定期演奏会のポスター

 

「劇場版 ソードアート・オンライン - プログレッシブ - 冥き夕闇のスケルツォ」舞台挨拶付きを見てきました

ソードアート・オンライン」、略してSAO。
アニメ化されて今年で10年、その間4期のシリーズが作られ、全97話。
原作小説は世界各国合計で3,000万部に達する、化け物みたいな人気作品です。

今日は、「プログレッシブ」シリーズの劇場版第2作「冥(くら)き夕闇のスケルツォ」の公開日でした。
9時開始の上映では、声優さんたちの舞台挨拶があるというので、それを見てきました。

「これこれはネタバレになるのでネットにはまだ上げないで下さい、ご注意を」という司会のお姉さんのアナウンスつき。
む、むずかしい。どうやってブログに書けばいいものか…。

この作品を知らない方に簡単に説明すると、現在のVR(バーチャル・リアリティー)ゴーグルをさらに進化させたヘルメットのような装置を装備し、完全に没入できる仮想世界が2022年に完成。ところがそのゲームには開発者がしかけた恐ろしい罠が…。ログアウト不可能、ゲーム内で死ぬと現実世界の実体も死ぬ、VRヘルメットを無理に外そうとすると脳を焼き切られて死ぬ…という、まさに死のゲーム、「ソードアート・オンライン」。
その中で、主人公の少年キリトと少女アスナは、多くの他のプレイヤーたちと協力しあい、時にはいがみあい戦って、生き延びる目標のゲームクリア最上階第100層を目指す…。そんな壮大なお話です。

僕は原作を読んでおらず、テレビアニメもまだ初期しか見ていません。
「オーディナリー・スケール」という劇場版もあるそうですが、そちらも未見です。

昨年上映された第1作「-プログレッシブ-星なき夜のアリア」は、本来キリト視点で進んでいたSAOを、新たにアスナ視点で描きなおした作品でした。つまり、まったくゲームに慣れていなかったふつうの少女アスナが、いきなり地獄のゲームに突き落とされるという始まりです。

SAOについてある程度の予備知識があればこれなら理解できるし、なかなか面白かったので、今回も見ることにしました。

言っちゃいましょう。これは前作よりも面白い。必見です。

あと、アスナのおしりとおっぱいと絶対領域ときれいな髪ばっかり見てました。はい。

IMAX版もありますが、どうなんだろう、見て比較してはいないけれど、画質はふつうの上映館でも楽しめるのでは、と勝手に想像しています。

舞台挨拶に登壇したのは、アスナ戸松遥さん・キリト役松岡禎丞さん・アルゴ役井澤詩織さん、主題歌を歌った藍井エイルさんの4名様でした。

まさか、司会のおねえさんも交えて3人の女性が「アスナのお風呂シーンがどうのこうの」と話し出すとは思わなかったなー。アスナってもう、制作側の方たちの間でも「お色気キャラ」として認知されてるんですねー。

テレビ版SAOのワンシーン

あと、アルゴ役の井澤詩織さんはふだんから特徴的な声質をしているので、作中でもキャラの性格とあいまって目立ってました。

話をもとにもどしましょう。
覚悟を決めたプレイヤーたちの間で、パーティーだったかギルドだったか言う二大勢力ができあがり、協力して上層を目指す流れになったのですが、ベータテスターとしての経験からかなりゲーム「SAO」を知っているキリトは皆からうさんくさがられ、みずからもパーティーからは距離をおいています。そして、前作とくらべ剣士としての腕をめきめきと上げたアスナは、キリトとともに行動しています。ところが、そこにPK=「プレイヤー・キラー」の影が襲いかかる…。
はたしてプレイヤーたちは、ダンジョンの敵キャラやPKどもを相手に今後どういう戦い方をするのか。
そんな物語の先が見えてきます。

言っちゃいけないようなのでぼかすと、前作で壊れたかに思えたアスナの友情は戻ります。これ以上は、実際に見てお楽しみ下さい。

実はこの作品は、1月にはアフレコもとうに終わっていたのですが、新型コロナウイルス感染症のせいなのか、一時「公開日未定」になっていました。満を持しての公開で、お客さんもだいたい7割は埋まっていました(通常上映は10時頃から1日6回ほど予定されていました。)

おみやげ(入場特典)ももらって帰りました。

NOVELTY | 『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』オフィシャルサイト

入場者特典のクリアファイル・色紙風サイン入りポートレート・色紙(ランダム2種)

強敵を倒し、ますます絆が深まったアスナとキリト。

これでまだつきあってるわけじゃないという…。ウソだろ!? キリトはアスナのおしりやおっぱい見て何も思わないのか?!、って思っちゃう。

戦闘シーンの音楽がとても良いです。という意味で、音響のいい劇場をおすすめします。(IMAXならその点はいいのでしょうね。)

3作目が楽しみですね。

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人生のほろ苦さを甘い音楽でくるんだ映画「ラ・ラ・ランド」

まず、冒頭のミュージカルシーンで圧倒されましたね。ごくありふれた高速道路の渋滞を映しているのかと思いきや、急に女性がクルマから降りて歌い踊り出し、周りの人々も次々とクルマを降りて路面を埋め尽くし車体の上に乗ってわんさかと歌い踊り出す。「ただもんの映画じゃないな」と面食らいましたよ、ええ。そして本筋に入ったかと思うとまたミュージカルが入る。
よほどチャゼル監督は(前作「セッション」に引き続き)音楽に密接した映画を撮りたかったらしいですなぁ。

実はチャゼル監督はもともとドラマーを目指していたことがあったそうだ。その才能がない、と自覚し映画監督の道を選んだという。そして「セッション」の成功で、長年温めていた企画であった本作の制作に取りかかることができたのである。


冒頭のハイウェイは人生の困難さを暗喩している。
「努力すれば報われる」と歌いつつ、前へ進めるクルマは一握り。
そしてラスト近くでの成功したミアは、夫と共にハイウェイの渋滞をすいと抜けだして横道をすいすい進めるという…。

プラネタリウムではミアとセブの空中浮遊しながらの歌とダンス。まるでここだけ夢のようである。それほどに愛し合っていた二人が結ばれず別々の道を歩んでいたという結末は本当に意外で、しかしミアは大女優に、セブは念願の自分の好きなジャズをやれる店を持てて、これはこれでお互い幸せを勝ち取ったハッピーエンドと言えるのだろう。


ミアを演じるエマ・ストーンも、かつてはミアと同じようになかなか芽が出ない時期があったとのこと。演技に込める想いは格別だったに違いない。セブを演じたライアン・ゴズリングは、数ヶ月間のピアノの特訓を経てセブ役に挑んだ。演奏シーンの手元のアップすら代役ではない。大変な努力だ。

セブの音楽仲間であり、セブを「古いジャズを復興させると言うが、その先人たちも過去から脱却したろう?」と新しい音楽へ引き入れたキース役のジョン・レジェンドは、グラミー賞を受賞しているミュージシャンで、本作は映画初挑戦だった。また、「セッション」で恐ろしい教師を演じたJ.K.シモンズも、勝手に場にそぐわない曲を弾いたセブをクビにするレストランオーナーの役で再度本作品に現われるので、ニヤリとさせられる。


それにしても大変な受賞歴だ。アカデミー賞では史上タイとなる14部門にノミネートされ、6部門で受賞。チャゼル監督自身も史上最年少の32歳で監督賞を受賞している。世界中がこの新しい映画に魅了されたということなのだろう。私もこんな映画を見たのは初めてだった。

・第89回(2017年)アカデミー賞…監督賞、主演女優賞、撮影賞、作曲賞、美術賞、主題歌賞
・第74回(2017年)ゴールデングローブ賞…最優作品賞(コメディ/ミュージカル)、最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル)、最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル)、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀作曲賞、最優秀主題歌賞
・第73回(2016年)ベネチア国際映画祭…ヴォルピ賞(最優秀女優賞) 他多数

 

・2016年、アメリ

・監督:デイミアン・チャゼル

・主演:エマ・ストーンライアン・ゴズリング、J.K.シモンズ、ジョン・レジェンド

・脚本:デイミアン・チャゼル

・撮影:リヌス・サンドグレン

・音楽:ジャスティン・ハーウィッツ

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「アバター」リマスター版

感想は続きで、と言っているといつまでも先延ばしにする悪いクセがあるのでカンタンに書くと、「アバター」は白人至上主義に対するカウンターパンチと言える側面がある。

それがなぜハリウッドで構想10年、製作に4年もかかったのかは知らないのだが、白人に狩られる方だった先住民側に白人の異端児が入り込み見事ヒーローとなって先住民の勝ちに終わるストーリーは、おそらく昨今のポリコレの表れのひとつであろう。(「スター・ウォーズ」とも少し違うし、僕の乏しい映画知識では断言しかねるのではあるが…。)

もちろん、3Dの素晴らしい映像にも大変な価値があり、この映像パッケージが(いまはないが)3Dテレビの普及に一役かったのも間違いない。

DVDを持っていたので久しぶりに出して見てみた。

企業のトップの男は、DVD版では去り際に「これで終わりと思うな」とは言っていなかった。今回のリマスターで、ボツカットからすくい上げたのだろうか。12月の新作を迎えるのにはふさわしい改変だと思う。

うわさでは、シガニー・ウィーバー演じる博士も、倒されたはずの大佐も生きている事になっているらしい。ますます謎で、期待が高まる。

映画「アバター IMAX3Dリマスター版」を見ました

先週の土曜日、公開当日に「アバター IMAX3Dリマスター版」を見ました。

10年ぶりほどに3D映画を見ましたが、迫力満点でしたね。
特に、映画終了後の12月公開の続編予告は、海洋生物がまるで視野の手前に泳いできて、驚きました。

ところで、希少金属を埋蔵している星「パンドラ」の先住民族「ナヴィ」は、白人に迫害・虐殺されたアメリカ先住民を連想させられます。
これは誰もが思いつくことらしく、Googleで検索したら相当な結果が出ました。

天邪鬼な僕は、あえてそこに軽く触れるだけで、他にこの映画の魅力を書きたいと思っています。

続きます。